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聖マリア学院について

理事長挨拶

聖マリア学院 理事長 今田 昌樹

 平和公園から南西の方角に徒歩で20分ほど行ったところに「マリアの丘」があります。この丘には1910(明治43)年に「使徒学校」浦上聖マリア学院が建てられ、原爆によってすべてが破壊されてしまうまで木造三階建ての威容を誇っていました。「使徒学校」は東山手の海星学園を創立したマリア会という修道会が伝道士や修道士の養成のために造った寄宿学校、いわゆる小神学校です。昭和18年三菱造船所の寮として接収されており、だから原爆では造船所で働く夜勤明けの若者たちが何人の尊い命を失ったのです。同じマリアの丘に「二代目の聖マリア学院」が産声を上げたのはそれから10年を経た1955(昭和30)年のこと。平和の喜びを分かち合える時代になってからですが、同じマリアの丘で学ぶ私たちはこうした歴史があって今があること、彼らの犠牲の上に私たちの平和な生活があることを心に刻みたいと思います。
 「セミナリオ」という言葉を聞かれたことがありますか。ポルトガル語やスペイン語などで神学校を意味するのが「セミナリオ」です。セミナとは種のこと。つまりセミナリオとは畑や花壇に蒔かれた種が水分や養分を得て目を出し茎を伸ばし、やがて花を咲かせ実を結ぶように、そこで学びながら生活する子どもたちが心も体も健やかに成長し、やがて豊かな実りを結ぶことができるようにという願いが込められた言葉です。
 来年で創立から70年になる聖マリア学院はすでに様々な歴史を積み重ねてきましたが、この「マリアの丘」で学ぶ一人ひとりが恵まれた環境から養分を十二分に吸収し、心も体も健やかに成長して、平和な世界を築く力となれるようにという願いは今もいつも変わることがありません。

聖マリア学院 理事長 今田 昌樹
(聖母マリアこども園 園長兼務)

建学の精神

本学院ではキリスト教精神に基づく教育理念をもって、子どもたちがイエス・キリストの似姿として成長できるように、学校教育を通して導くことを基本方針とし、3つの教育目標を設定しています。

祈る子

豊かな感受性と祈る心を持つ子ども

学ぶ子

学ぶ子

自分の思いを自由に表現できる子ども

助け合う子

助け合う子

共に助け合い友達を大切にする子ども

聖マリア学院の歴史

戦後長崎の復興とともにはじまった聖マリア学院の教育。

まだ原爆後のがれきが残る「マリアの丘」にアメリカのフィラデルフィア郊外から聖アウグスチノ修道会の三人の神父様方が派遣されたのは1952(昭和27)年のこと。戦争で荒廃した浦上地区の城山に教会と共にカトリック信者のための学校、欧米に見られる小教区学校(parochial school)を建て、信者の子どもたちが自信をもって歩んでいくことができるように学校教育を通して支えていくという大きな思いを抱いていた彼らは、この地のカトリック信者の願いを受けて、先ず1955(昭和30)年に幼稚園を創立し、翌年一年生から三年生までが編入学して小学校を、さらに三年生に編入した子どもたちが卒業した1960年(昭和35)年には中学校を創立しました。

心と体を育むばかりでなく、宗教教育を通して魂を耕すことを目標とする聖マリア学院の教育の担い手として神父様方が招聘したのは、学校教育に豊かな経験を有するサン・モール会(現:幼きイエス会)のシスター方でした。創立から20年を経て、カトリック信者ばかりでなく、聖マリア学院の全人教育を求めるすべての人に門戸を開放した本校は成長発展を遂げ、1970年代には「マリアの丘」に幼小中合わせて千人を超す子どもたちが学んでいた時代もありました。2003(平成15)年10月には市の要請に応え聖母保育園が開園され、保育園・幼稚園・小学校・中学校を有する学院へと成長。会員の減少に伴い幼きイエス会のシスター方は半世紀の奉仕の後、長崎を後にされ、また中学校は2015年以来休校状態ではあるものの、2023(令和5)年より聖マリア幼稚園・聖母保育園が幼保連携型 認定こども園聖母マリアこども園として一つになり、開学以来培われた伝統は現在の聖母マリアこども園と聖マリア学院小学校へ引き継がれています。

区長と最初の4人のシスター

幼きイエス会の当時の管区長と最初のシスター方

学校教育に豊かな経験を有するサン・モール会(幼きイエス会)のシスター方

パーセル神父・教皇公使エンリチ大司教・山口長崎大司教 

昭和27(1952)年、アメリカのフィラデルフィア郊外から三人の神父様方が派遣され、城山に教会と共にカトリック信者の子どもたちが自信をもって歩んでいくことができるようにと聖母マリア学院が創立されました。
写真の後方には幼きイエス会総長シスター・ジャン・デスメ、管区長シスター・エンマヌエル巽、聖マリア学院2代目校長シスター・スタニスラス茨木を含むシスター方がおられます。

1956(昭和31)年4月4日 小学校開校式

教会にて全職員、全児童並びに保護者が参列して開校を祝うミサがささげられ、続いて校舎が祝別された後、開校式が行われました。その後1960 (昭和35)年には中学校が開校しました。

開校当初の小学校の先生方

創立から20年を経て、カトリック信者ばかりでなく、聖マリア学院の教育を求めるすべての人に門戸を開放し今日まで受け継がれています。

校舎落成式

校舎が祝別されて開校式が行われた後、多数の来賓の臨席のもと落成式が行われました。新校舎に建て替わるまで、小学生が4年間、その後は中学校の校舎としてたくさんの子どもたちの健やかな成長を見守ってきました。

1959(昭和34)年 聖マリア学院小学校(当時の)新校舎完成

1955(昭和30)年幼稚園が開園して聖マリア学院が創立された時には、教会聖堂とその右側の聖アウグスチノ修道会の慰めの聖母修道院、そして敷地左端の幼稚園園舎だけでした。続いて翌年の聖マリア学院小学校開校までに敷地奥の小学校の最初の校舎とその左側にシスター方の修道院が建てられました。

1952年(昭和27年) アウグスチノ修道会三司祭来崎
1955年(昭和30年) 聖母マリア幼稚園 開園
1956年(昭和31年) 聖マリア学院小学校 開校
2003年(平成15年) オーストラリア・セントオーガスチンカレッジと姉妹校提携
聖母マリア保育園 開園(長崎初の学校法人立認可)
2006年(平成18年)
2007年(平成19年)
文科省 教育改革推進モデル事業指定 英語教育
2013年(平成25年) 3月、小学校新校舎・給食室 完成
2023年(令和 5年) 4月、聖母マリアこども園 開園

アクセス

〒852-8023 長崎市若草町6-5

095-844-2667

長崎バス 
「聖マリア学院前」下車。徒歩3分
「若草町」下車。徒歩1分

長崎駅から約15分

職員採用

聖マリア学院では「一人一人のいのちの輝きを大切に..」を理念とし、子供たちがともに学ぶことの喜びを日々実感として味わっていける学校を目指して歩んでいます。

職員採用

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聖母マリアこども園

現在、募集は行っておりません。

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お問合せ先

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